初夏の5月から6月にかけて旬を迎えるチェリー(さくらんぼ)。
強い甘味と酸味で、チェリーを使用したスイーツも大人気です。
ですがフレッシュのものが手に入る時期は1~2か月くらいと短く (もっと長く売っているところもありますが) 、1年のほとんどは缶詰かキルシュ漬けのものを使っていると思います。
ここでは、どちらを使用してもひと工夫で美味しく作れるチェリーのタルトのレシピをご紹介いたします。
チェリーのタルトを作りましょう
そのまま入れてももちろん美味しいですが、ソテーやコンポートにして焼きこんでも甘さが濃縮されておすすめです。
ただ、国産のサクランボは やっぱりそのままのほうが美味しいかも。。
5・6月・フレッシュのアメリカンチェリーを使う
アメリカンチェリーはサクランボ用のチェリーの種抜きで種を抜いておきましょう。
アメリカンチェリーのソテーのレシピ
アメリカンチェリー | 500 |
無塩バター | 30 |
グラニュー糖(もしくはカソナード) | 66 |
キルシュ(お好みで) | 20 |
1. フライパンでチェリーを軽く炒めてからバターとグラニュー糖を加えてからませる。 キャラメリゼではないので、グラニュー糖とバターが溶けたらOKです。 |
2. キルシュを加えてアルコールを飛ばしたらバットに移し粗熱をとる。 |
アメリカンチェリーのコンポートのレシピ
コンポートにしておけば、冷蔵庫で1週間程度、冷凍で1か月ほどは保存できます。
もうすぐ旬が終わる~という時に作っておくともう少し楽しめますね☆
アメリカンチェリー | |
グラニュー糖 | |
水 | |
キルシュ |
1. 水にグラニュー糖を加えて144℃まで煮詰める。 |
2. 火をいったん消してチェリーを一気に入れ、十分にからめる。 |
3. もう一度加熱し、沸騰したら火からおろし粗熱をとる。 粒どおしがくっついてしまわないようにバラバラにしておく。 |
4. 粗熱が取れたらキルシュを加え、容器に移し冷蔵庫(もしくは冷凍庫)で保存する。 |
通年・缶詰やシロップ漬け・キルシュ漬けのチェリーを使う
ごめんなさい、缶詰やシロップ漬けは、汁気をきってそのまま使う!
それだけです!!
缶詰などを使用するときの注意点
缶詰は長い間シロップに漬かっているので、しっかり汁気を切らないと焼いたときに余分な水分が出て、タルトの土台がさっくり仕上がらなくなってしまいます。
シロップから上げたチェリーをキッチンペーパーの上に広げてコロコロさせて水分を吸わせてあげましょう。
グリオットチェリーのキルシュ漬けのアルコールがきつすぎる、、、
キルシュの風味は欲しいが市販のものはアルコールがきつすぎる。
そういう場合は、グラニュー糖:水を1:1でシロップを沸かし、汁気を切ったグリオットチェリーを加えて1日漬けておきましょう。だいぶましになります。
タルトの土台を作る
さあ、タルトの土台を作っていきましょう。
シュクレ(クッキー生地) のレシピ
アーモンドプードルなしのレシピ
無塩バター | 150 |
粉糖 | 150 |
全卵 | 90 |
薄力粉 | 375 |
塩 | 3 |
アーモンドプードルありのレシピ
無塩バター | 150 |
粉糖 | 90 |
全卵 | 45 |
アーモンドプードル | 37 |
薄力粉 | 250 |
塩 | 2 |
詳しい作り方はコチラ
基本のダマンド(アーモンドクリーム) のレシピ
無塩バター | 450 |
粉糖 | 450 |
全卵 | 360 |
アーモンドプードル | 450 |
薄力粉 | 90 |
ダークラム | 50 |
詳しい作り方はコチラ
チェリータルトの土台を作る (18センチタルト型1台分)
タルト生地 | 200 |
アーモンドクリーム | 250 |
チェリー | 200 |
1. タルト生地を3mmくらいに伸ばし、タルト型に敷きこむ。 |
2. 冷蔵庫で少し落ち着かせてから、重しをして170℃で空焼きする。 |
3. フチが少し色付いてきたら重しを外し、もう一度薄く色付くまでオーブンで焼き、粗熱をとっておく。 ダマンドを入れてからもう少し焼くので、ここではしっかり焼かなくても大丈夫です。 |
4. アーモンドクリームを3に絞り、表面を平らにならしてからチェリーを均等に並べる。 |
5. オーブンで25分~30分焼く。 冷めたら型から外す。 |
チェリーのソースやコンフィを作る
チェリータルトが出来上がったら、もうひと手間、ソースやコンフィも作ってみよう。
チェリーのコンフィのレシピ
冷凍グリオットチェリーホール | 200 |
グラニュー糖 | 20 |
コーンスターチ | 4 |
水 | 4 |
詳しい作り方はコチラ
キャラメリゼしたチェリーのコンポート
チェリー (ダークチェリーやサワーチェリーの缶詰かグリオットチェリーのシロップ漬け) | 500 |
無塩バター | 33 |
グラニュー糖 | 66 |
オレンジジュース | 133 |
レモン果汁 | 66 |
フランボワーズのピューレ | 50 |
赤ワイン | 125 |
チェリーの漬け汁 | 125 |
コーンスターチ (同量の水で溶いておく) | 10 |
ダークチェリーは実が大きくて崩れやすいので、グリオットチェリーがおすすめです。
1. グラニュー糖をなべかフライパンに入れて中火にかけ、色付いてきたらバターを加え溶かす。 |
2. 汁気を切ったチェリーを一気に入れ、全体にからませる。 バットに移し粗熱をとっておく。 |
3. 液体類をすべて鍋に入れ、沸騰させる。 |
4. 沸騰したら、コーンスターチをすこしずつ加えて混ぜていく。 |
5. もう一度沸騰したら火からおろし、2のチェリーを加え、氷水にかまして膜がはらないようにときどき混ぜながら冷やす。 |
6. 容器に移し、冷蔵庫で保存する。 |
チェリーソースのレシピ
グリオットチェリーのピューレ を使ってソースを作ろう。
シロップ | 100 |
ピューレ | 100 |
コーンスターチ | 2~3g(固さはお好みで) |
水 | コーンスターチと同量 |
詳しい作り方はコチラ
チェリータルトのアレンジ
アーモンドクリームを入れずにカスタードクリームを詰めて、上にチェリーのコンポートやベリーなどを飾っても。
ぜひ、フレッシュのチェリーが出回っている5月からの時期に、作ってみてほしいです!
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